ケニアボンゴ

Tragelaphus eurycerus isaaci

English name:Mountain bongo
Deutscher Name:Östliche Bongo
Le nom français:Bongo des montagnes
中文名称:山地紫羚
  • Male
France in November, 2025: ZooParc de Beauval
  • Female
France in November, 2025: ZooParc de Beauval

生息地域

Realm:Afrotropical Realm
IUCN Red List:Critically Endangered

ボンゴはアフリカ中部に分布する大型アンテロープで、このMountain bongo、またの名をEastern bongoは東寄りのケニアの山岳地の森林にのみ分布する亜種。ボンゴ共通の特徴的な垂直方向の縞模様、最大1メートルにも達する長い角と、枝から葉を絡め取るのに適した長い舌を持っています。ボンゴは主に夜行性のため夜間も餌を食べ続けるほか、時々森林を離れ、ミネラル分を補充するために岩塩等の塩舐め場を探しに行くという習性があります。

今日、本亜種の野生個体はかつて生息していたウガンダ地域では既に絶滅、残るはケニアの保護区を含めた極めて狭い範囲に100頭前後しか生息していないという危機的な状況にあり、様々な保護プログラムが実施されています。この原因として挙げられるのは、開発による生息地の減少や狩猟圧に加え、本種はウシ科動物であるため家畜ウシの伝染病である牛疫(Rinderpest - 今日では既に自然界では根絶済)が伝染してしまうという特性から、放牧地の拡大に伴うこの伝染病によっても大きく数を減らしてきました。

出典・参考文献

  1. ZooParc de Beauval. 解説パネル
  2. スミソニアン協会. 地球博物学大図鑑. 東京書籍, 2019
  3. デイヴィッド・バーニー. 世界の動物大図鑑[コンパクト版]. 河出書房新社, 2025
  4. IUCN SSC Antelope Specialist Group. The IUCN Red List of Threatened Species - Tragelaphus eurycerus. IUCN, 2017
  5. Lee Myers, etc. Global Rinderpest Action Plan - Post-Eradication. FAO and OIE, 2018