クロワシミミズク

Ketupa lactea

English name:Verreaux's eagle-owl
Deutscher Name:Blassuhu
Le nom français:Grand-duc de Verreaux
Japan in November, 2024: Matsue Vogel Park

生息地域

Realm:Afrotropical Realm
IUCN Red List:Least Concern

顔周りの黒い縁取りと白い喉、またピンク色の瞼も特徴的なアフリカ地域最大のフクロウで、サハラ砂漠以南からケープまでのサブサハラ全域に広く分布。乾燥した地域を好み、薄暮から夜間に活動し、魚や爬虫類のほかイノシシの幼獣や猿など中型の哺乳類、時には鷲などの猛禽類まで捕食するなど、アフリカ地域の鳥類として食物連鎖の頂点に位置しています。

本種は分布域も広く今のところ種としての保全状況は低懸念に留まっています。ただ、長期に渡ってつがいで生活し1年に最大でも2個までの卵しか産まず、天候などの影響で1羽も無事育たないこともあるという繁殖速度の遅さから、一度個体数が減少してしまうと回復に長い時間を要します。このため、農薬や殺鼠剤等を体内に取り込んだ小動物を摂取することによる間接的な中毒死のほか、地域によっては古くからの伝説で家畜や人間に害を成すという言い伝えから迫害・駆除されるなどして、局所的な地域個体群の絶滅が危惧されている事例があります。

出典・参考文献

  1. 松江フォーゲルパーク. 解説パネル
  2. デイヴィッド・バーニー. 世界の鳥たち. 化学同人, 2015
  3. スミソニアン協会. 地球博物学大図鑑. 東京書籍, 2019
  4. 加茂元照/波多野鷹. ザ・フクロウ. 誠文堂新光社, 2009
  5. マイク・アンウィン. 世界で一番美しいフクロウの図鑑. 株式会社エクスナレッジ, 2020
  6. ハイモ・ミッコラ. 世界のフクロウ全種図鑑. エクスナレッジ, 2018