ガウル

Bos gaurus

English name:Gaur
Deutscher Name:Gaur
Le nom français:Gaur
中文名称:印度野牛
Germany in October, 2025: Berlin Zoo

生息地域

Realm:Indomalayan Realm
IUCN Red List:Vulnerable

南アジアから東南アジアの森林に分布する、野生ウシの中で最大の種。日本語名ではインドヤギュウと呼ばれることもあれば、野生種をガウル(Bos gaurus)、家畜種をガウア(Bos frontalis)と呼び分けることも。体色は黒や茶色、赤みがかった色など様々で、鼻面と四肢の先がいずれも白っぽくなっている点が共通しており、またバイソンなどにも見られるように肩から背中にかけての筋肉が大きく隆起しています。

本種の野生個体数の推移状況は地域差が大きく、ヒンドゥー教の影響が強いインドとネパールにおいては文化的に神聖視されていることから、個々の地域では時に家畜放牧地の拡大による生息環境の劣化や口蹄疫などの伝染病の脅威こそあるものの、それでも両国ではまだ比較的安定した個体数で推移しています。しかしながらそれ以外の分布域では、肉や角を目的とした狩猟、時に密猟が継続的に行われていることによってここ数十年だけでも50%を上回るペースで個体数が著しく減少し、個体群の地域絶滅もあちこちで発生していると見られています。

出典・参考文献

  1. Zoologischer Garten Berlin. 解説パネル
  2. スミソニアン協会. 地球博物学大図鑑. 東京書籍, 2019
  3. デイヴィッド・バーニー. 世界の動物大図鑑[コンパクト版]. 河出書房新社, 2025
  4. Duckworth, J.W., etc. The IUCN Red List of Threatened Species - Bos gaurus. IUCN, 2016