ターキン
Budorcas taxicolor
| English name: | Takin |
| Deutscher Name: | Takine |
| Le nom français: | Takin |
| 中文名称: | 羚牛 |
- Budorcas taxicolor taxicolor

生息地域
| Realm: | Palaearctic Realm |
| IUCN Red List: | Vulnerable |
主に中国及びブータンの山岳地帯のほか、一部インド北東部とミャンマー北部にも分布。普段は高地の森林で暮らしており、食料となる植物が豊富になる春から夏にかけて大きな群れを構成し、一方冬季には小規模な群れに分散して比較的標高の低い地域に餌を求めて移動するなど、状況に応じて住処を変えながら暮らしています。また、定期的に岩塩などの塩舐め場へ訪れる習性がありますが、これは一方で密猟者による待ち伏せの対象となってしまってもいます。
ターキンは分布地域別に以下の4亜種に分類され、中国陝西省の秦嶺山脈に生息するゴールデンターキンはいくつかの日本の動物園でも飼育されています。
- Bodorcas taxicolor bedfordi (ゴールデン・ターキン: 中国陝西省)
- Budorcas taxicolor tibetana (シセン・ターキン: 中国四川省)
- Budorcas taxicolor taxicolor (ミシュミ・ターキン: 中国雲南省、チベット南東部、ミャンマー)
- Budorcas taxicolor whitei (チベット・ターキン: 中国雲南省、チベット、ブータン、インド)
本種は食肉目的での乱獲および生息地の喪失により個体数が減少を続けており、中国では1988年に制定された保護法(中华人民共和国野生动物保护法)においてターキン4亜種の全てが指定され、自然保護区の設立や森林伐採の規制などによる保護が進められています。また、上記の4亜種は分布域の東側から順に表記したものですが、最も東側に生息するゴールデンターキン、あるいはその次のシセンターキンあたりまでは比較的保護活動が順調に拡大していますが、西部の国境近縁地帯においては監視が十分行き届きづらく、また国ごとにその法的規制が異なっていたり適用が不十分であったりすることから、今なお頻繁に狩猟されています。
出典・参考文献
- ZooParc de Beauval. 解説パネル
- スミソニアン協会. 地球博物学大図鑑. 東京書籍, 2019
- Song, Y.-L., Smith, A.T. & MacKinnon, J. The IUCN Red List of Threatened Species - Budorcas taxicolor. IUCN, 2008

